ヒゲと生活習慣

髭と食事・栄養の関係。髭が薄くなる食べ物・濃くなる食べ物は?

今回はヒゲと栄養・食べ物の関係について解説していきます。

「ヒゲが濃くなる食べ物」とか「ヒゲが薄くなる食べ物」とググれば、たいていどのサイトでも同じような食物が出てきます。

 

代表格で言うと、

  • ヒゲを濃くする食べ物(栄養素)は「(動物性たんぱく質)」
  • ヒゲを薄くする食べ物(栄養素)は「大豆(イソフラボン)」

ですね。

 

これは科学的に考えても間違いではありません。

 

が、これはあくまでも理論上の話であって、実際に肉を控えて大豆を食えばヒゲが薄くなるのか?と問われれば、答えは「No」となります。

 

むしろ、短期的な視点で見ると、実は肉を食べた方がヒゲの伸びが抑えられることもあるのです。

 

どのサイト・ブログにもその点に関して一切言及していなかったので、この記事で科学的根拠と共にしっかりと説明していきたいと思います。

どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

 

ヒゲ × 食べ物 に関する迷信

まず初めに、一般的にヒゲが濃くなると思われている食べ物と、薄くなると言われている食べ物をまとめてみましょう。

 

ヒゲが濃くなる(と思われている)食べ物

肉類、卵、チーズ、ニンニク、ニラ、牡蠣、ブロッコリー、カリフラワー、たまねぎ等々…

 

ヒゲが薄くなる(と思われている)食べ物

大豆・豆類(納豆・豆腐・豆乳など)、果物、野菜、玄米、雑穀等々…

 

他にも色々挙げられたりしますが、ざっくり言ってこんなところでしょう。

 

しかし残念ながら、これらは全てヒゲを薄くする・濃くすると信じられているだけであって、実際に実験で実証されたわけではないので、全て都市伝説ということになります。

 

これらの食べ物の共通点を挙げると

  • ヒゲが濃くなる食べ物…男性ホルモン(テストステロン)を活性化させる作用がある
  • ヒゲが薄くなる食べ物…女性ホルモン活性(イソフラボンの効果)、低GI食品

以上のような理由で上記の食べ物が挙げられています。

 

たしかに、男性ホルモンが大量に分泌されればヒゲが伸びる要因になりますし、女性ホルモンが優勢になれば、ヒゲの伸びを抑えられる可能性もあります。

しかし、「可能性がある」というだけであって、=ヒゲに直接影響を与える食べ物!という結論にはなりません。

言うなれば、上記の食べ物はヒゲに影響を与える食べ物ではなく、ホルモンに影響を与える食べ物、ということなんですね。

まずは、そこらへんを誤解しないようにしましょう。

 

※ヒゲと男性ホルモンの関係については以下の記事を読んでみてください。

髭と男性ホルモン(テストステロン)の関係についてヒゲが濃くなる条件の一つに、男性ホルモンが多いことが挙げられます。 もちろん、男性ホルモンの影響を受けるのはヒゲだけではな...

 

 

 

 

ヒゲが伸びにくくなる食べ物…実は肉類!!

男性ホルモン・女性ホルモンに影響のある食べ物だからといって、ヒゲに直接的に影響があるとは限らない!とお伝えしましたが、

では、実際に実証済みの「ヒゲに影響を与える食べ物」はあるのでしょうか?

 

実は、冒頭にも書いたように、を食べることでヒゲの伸びが抑えられる、という実験結果が出ています。

正確には、高たんぱく・高脂肪の酸性食品(肉、魚、卵、チーズ等ですね。

 

実験者は『ひげの科学』著者の小野三嗣氏です。

 

彼は一定期間内に、菜食中心のアルカリ性食品を摂取する時期と、肉類中心の酸性食品を摂取する時期、といったように特定の食べ物しか食べない期間を設け、食べ物の違いによってヒゲの成長にどのような変化を与えるか、という実験をしました。

 

以下がその実験結果となります。

出典:小野三嗣著『ひげの科学』(玉川選書)

 

なお、ヒゲには食べ物の影響の他にも、気温や年齢、運動といった要因にも伸びが左右されるため、そういった環境も考慮に入れた実験結果となっています。

 

この表に書いてある「理論値」とは、気温や年齢といった要因を考慮に入れた上での、「本来伸びるであろうと推測されるひげ量」のこと。

実測値とは、読んで字のごとく「実際に観測されたひげ量」のことですね。

で、低栄養食=菜食中心、過栄養食=肉類中心、となります。

 

肉ばかり食った日と、野菜ばかり食った日の理論値-実測値の量を比べてみると、

なんと肉中心の生活をしていた方が、ヒゲが伸びにくい!という結果になっています。

小野氏によると、「これはもしかしたら年齢や住んでいる環境も関係しているかもしれない」と考え、数年後に環境を変えて同じ実験をしたのですが、その時も同じような結果が得られたそうです。

 

 

 

 

肉類を食べるとヒゲが伸びにくくなる理由は?

正直、思っていたのとは正反対の実験結果でしたのでかなり驚きました。

 

この原因はハッキリとはわかっていませんが、小野氏の見解によると以下のような推察でした。

 

肉類中心の食生活だと、皮脂分泌が多い状態になります。

 

皮脂には、毛根のタンパク合成を抑える成分が含まれているため、ヒゲのもとであるケラチンが発生しにくくなります。

 

その結果としてヒゲの伸びが抑えられる、ということですね。

 

 

なんか難しそうな話ですが、私なりに解釈して超簡単にかみ砕いて説明すると

脂っこいものを食う

顔のアブラがギトギトになる

その脂が、ヒゲの伸びを抑える

ということになります。

 

…なんかですよね。

こんなんだったら別にヒゲ濃くてもいいや、って感じ。(笑)

 

ですが、しっかりとした実験に基づいた結果ですので、「ヒゲを伸びにくくする食べ物」は短期的な視点で見ると、「肉類・魚類」というのが正解となります。

 

 

 

 

おわりに

今回は便宜上ヒゲと食べ物の関係について書きましたが、正直言って、食べ物がヒゲに与える影響なんて本当に微々たるものです。

 

本来、食事はヒゲではなく健康に気を使ってバランスよく栄養を取るべきものです。

 

ヒゲを薄くしたい・無くしたい方は、食事を変えるよりも脱毛サロンに通ったり、抑毛グッズを使用したりする方がよっぽど効率的で効果も得やすいと思います。

 

以下の記事で、おすすめの脱毛・抑毛方法について徹底的に解説しています。興味がある方はぜひ読んでみてください。

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ヒゲ医療脱毛のすゝめ

オトコの根こそぎレーザー脱毛抑毛ローション・除毛クリーム・家庭用脱毛器・脱毛サロン・脱毛クリニック…、私はこれまで様々な方法でヒゲ脱毛を試みてきました。

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