今回のテーマはヒゲと運動の関係についてです。
いきなり結論から言うと、有酸素運動をすれば、ある程度ヒゲの伸びが抑えられることが研究でわかっています。
しかしながら、伸びを抑える効果はありますが、ヒゲの太さや量(密度)は変わりません。
つまり、スポーツをしたからといって、濃いヒゲが薄くなることは無いのです。そこだけ勘違いしないようにしましょうね。
以上のことについて、もう少し詳しく解説していきますね。
ヒゲと運動の関係
運動をすると、ヒゲが伸びにくくなるという定説は、運動生理学者の小野三嗣氏の『ひげの科学』という書籍に明確な根拠と共に示されています。
そもそもヒゲは、周囲の環境(気温や大気)によって伸び率が左右されます。
それを考慮に入れてもなお、運動をした時としなかった時では、ヒゲの伸び方が違うようです。
これは、運動時には本来のヒゲの伸びの理論値に対する実測値が大きく異なったため発覚したのだとか。
具体的に言うと、
- 1日の歩行数が9000歩未満の場合には大きな差異が認められなかった
- 10,000歩~15,000歩歩いた日の平均値は、実測値が理論値よりも5~10%少ない値を示した
- 15,000歩以上歩いた日の平均値は15%ほどの伸びの抑制がみられた
- 伸びの抑制は最大でも15%前後、つまり1万5000歩以降は2万歩だろうと3万歩だろうと伸びは変わらない。
以上のような結果となっています。
これは歩く速さや歩幅、あるいは周囲の状況にもよりますので一概には言えませんが、
仮に9,000歩を1時間半程度で歩き、消費カロリーを300キロカロリーとしても、その程度の運動量ではヒゲの伸びは変わらない、ということが出来ますね。
ヒゲの伸びに影響を与えるレベルの運動となると、少なくとも500キロカロリー以上の消費は必要であると考えられます。
いずれにしても、一定量を超える運動をすれば、ヒゲの伸びは抑えられるという事実は変わりません。
余談ですが、ネットで検索してみると、誰かのブログ記事で、ヒゲと運動の関係について、「都市伝説だ」とか「30年以上経過してるので当時の常識は通用しない」とか書いている人がいますが、これは明らかに勉強不足です。(そもそも30年経ったところで人体の基本的な仕組みが変わるはずないですよね。)
たしかに運動でヒゲが薄くなる、というのは間違いですが、運動によってヒゲに何かしらの影響があるのは間違いありません。
私自身の経験
そもそも私がヒゲと運動についてこの記事を書こうと思った理由の一つとして、私自身、高校生の頃に部活(陸上)をやっていて、
部活がある日と無い日では、翌朝のヒゲの伸びが微妙に違うような気がした、という経験があるからです。
ただし、本当にビミョーな違いです。
見た目は何ら変わりませんし、たとえるなら毛周期とか体調とかで変わるようなほんの小さな差異でしたが、毎日ヒゲと闘っていた自分には大きな違いに感じたのです。
今ヒゲの伸びで悩んでいる人で運動をしていないのであれば、何かスポーツを始めれば伸びは抑えられるかもしれませんね。
結論: ヒゲを薄くしたいなら、運動だけじゃダメ!
さて、ヒゲと運動には直接的では無いにせよ、多少の関係があるということはわかっていただけたと思います。
ですが、何度も書いたように、運動をしたからと言ってヒゲそのものの量が減る・薄くなるということはありませんし
「伸びが抑えられる」といっても、自分で毎日注意深く観察して初めて「もしかして・・・?」と感じられるレベルの微妙な伸びです。
もしあなたが本気でヒゲを薄くしたいのであれば、やはりお金をかけて脱毛に通うか、脱毛グッズを購入して継続的に使い続けるしか方法はありません。
自分のヒゲの濃さがどのレベルか、あるいは使えるお金はいくらか、あるいは住んでいる場所など、人によって全く異なると思います。
当サイトでは、様々なシチュエーション(脱毛・抑毛方法、予算、髭の濃さ、年齢、場所)を想定して、その人に合ったヒゲ対策情報を提供しています。
濃いヒゲ・青髭で悩んでいる方は、ぜひとも以下の記事を参考にしてみてください。きっと力になれると思います。


