今回は、除毛クリームでヒゲを薄くすることは可能なのか?というテーマです。
結論から言うと、ヒゲが薄い人であれば一時的に全て抜け落ちますが、薄くなることはありません。
またすぐに生えてくる…というか、伸びてきます。
ただ、問題はそんなことではなく、そもそも除毛クリームをヒゲに使用してもいいのか…?という根本的なところですね。
実は、どこのメーカーの物であれ、除毛クリームを顔に使ってはいけないのです。
というわけで、この記事では除毛クリームをヒゲに使うことの是非とその理由について解説していきます。
目次
除毛クリームはヒゲ(顔)に使ってはいけない!

冒頭にも書きましたが、本来除毛クリームは顔には絶対に使用してはいけません。
1回や2回ならまだしも、仮に継続して使い続けると顔の肌に甚大なるダメージを与えることになるかもしれません。
そもそも、どのメーカーの公式サイトを見ても、注意書きとして「顔には使用しないでください」としっかり明記されています。
それを、非公式の広告やブログ等で「除毛クリームでヒゲも脱毛できる!!」といった誇大広告で煽りを入れてしまうパターンが多く、結果的に消費者のミスリードを誘ってしまっているのです。
メンズ除毛クリームの代表的な物として、NULLやMONOVO、パイナップル豆乳除毛クリームといったものがありますが、いずれも公式サイトにハッキリと書かれていますね。

というわけで、除毛クリームをヒゲに使用するのは絶対にやめておきましょう。
NULLの除毛クリーム(ヘアリムーバークリーム)を使ってみた
除毛クリームをヒゲに使ってはいけません…と書いてみたのは良いのですが、それを了承した上で
というイケナイ好奇心みたいなものが湧いてきてしまいました。
おそらく今この文章を読んでいるあなたも、実際にどのような効果・副作用があるのか、少しばかり興味がある方は多いのではないでしょうか。
というわけで、この度、NULLの除毛クリームを購入し、実際にヒゲに使用してみることにしました。
きっと肌荒れや痒みといった肌トラブルに苛まれるのでしょうけど、まあ1回きりということで、試しに使ってみましょう。※良い子はマネしないでね!
スネ毛に使用した場合

まず初めに、スネや腕、胸など、肌が割りと強い部分に使う、いわば本来の使い方を試してみました。
私の場合、スネ毛がなかなか濃い方なので、スネの一部に使用してみます。(グロ画像注意)

使い方としては、除毛したい部位に毛がおおわれるぐらいの厚さでクリームを塗布します。(グロ注意)

そして、この状態で10分~15分放置して、その後タオルやティッシュで拭き取れば、完了です。
放置して、15分後…

正直、かなり懐疑的だったのですが、本当に除毛できました。
ツルツルです。

これは、たしかにカミソリで全剃りするよりはラクで良いかも。
ヒゲに使用した場合

さて、スネへのテスト使用を踏まえた上で、今度はヒゲの一部に使用してみます。
使い方は、スネへの使用と同じく、ヒゲに塗りたくって、15分ほど放置し、その後ティッシュで拭き取り。

15分後…

あれ?変化なし?
いや、ちょっとだけ除毛出来た・・・のかな?
放置時間が足りなかったのか、残念ながら効果無しでした。
ヒゲが濃すぎると、除毛クリームも効果が無いのかもしれませんね。
問題は、この後の副作用ですね。どんなデメリットがあるのか…という点について考察してみましょう。
使用後の副作用は?
まず、スネに使用した場合はほとんど問題はありませんでした。
が、ヒゲに使ったあとは、痛みは無かったのですが、翌日の朝、痒かったです。
虫刺されみたいな嫌な感じの痒みがありました。
幸い肌荒れは無かったのですが、言葉では言い表せない、何とも言えぬ違和感があったことは確かですね。
また、副作用ではないのですが、個人的に臭いがかなりキツイです。
使用後に石鹸で洗っても、お風呂に入ってもなんとも言えぬ独特の臭いが部屋に拡がり、身体から離れません。
ヒゲ用の「脱毛ローション(クリーム)」は存在しない
ここまで除毛クリームの解説をしてきましたが、一つだけ勘違いしないようにしておいていただきたい事実があります。
それは、「脱毛クリーム」や「脱毛ローション」という商品は存在しない!ということ。
言葉の綾でしかないのですが、
脱毛とは体毛を毛根ごと除去することであり、
除毛とは体毛を(一時的に)取り除くことです。
両者の違いを考えると、体毛を脱毛できるクリームやローションというものは、今のところ存在していません。
そういった物が副作用無しにあれば、脱毛クリニックやエステサロンというものは不必要な存在になってしまいます。
商品として現状世の中にあるものは、体毛の伸びを抑制する「抑毛ローション」と、今回紹介した「除毛クリーム」だけですね。
さらに、使用部位をヒゲに限定した場合、実際に使える物は抑毛ローションのみということになります。
ちなみに抑毛ローションに関しては、以下の記事で徹底的に比較していますので、気になる方はぜひ一読してみてください。

おわりに…本気で脱毛したい場合は?
ここまで読んできて、「じゃあヒゲを無くしたい・薄くしたい場合はどうすればいいの?」と疑問に思った方もいるかもしれません。
もしあなたが本気でヒゲを薄くしたいのであれば、先述の抑毛ローションに加え、家庭用脱毛器を購入して使うか、あるいは脱毛クリニック(orエステサロン)に通う…といった方法があります。
それぞれの方法については、以下におすすめの記事を用意しておきますので、興味のある記事をぜひ読んでみてください。


また、当サイトTOPページに、すべての脱毛・抑毛方法を予算別にまとめています。
あなたが「ヒゲにいくら費やせるか」「どこに住んでいるか」といった状況に合わせて脱毛方法を選べますので、脱毛する予定のある方は、参考にしてみてくださいね。