この記事では、最近ネットで評判のゼロファクター Zローションというジェル状美容液について、その効果や使い方、実際に使ってみた感想などを書いていきます。
Zローションはヒゲを薄くする効果が期待できる、いわゆる抑毛ローションという位置づけで考えている人が多いと思います。
が、最初に言っておくと、Zローションに髭を薄くする効果はありません。
脱毛効果に期待していた方はごめんなさい。
でも実際に試したからこそわかる事実です。
これからその実態について詳しく掘り下げていこうと思います。興味のある方は読み進めてみてください。
目次
ゼロファクターZローション(ゼットローション)とは?

Zローションとは、ゼロファクターコスメティックスより発売されているジェル状美容液です。
とろみのあるジェルなので、化粧水とは少し違いますが、用途としては似たようなものですね。
公式サイトには、以下のような3つの「働き」が明記されています。
- シェイビング後の肌の引き締め
- 肌表面を整える
- 肌にうるおいを与え、保湿する

広告には「ヒゲが薄くなる」的な文言が載っているかもしれませんが、公式サイトに「薄くなる!」とは一切書かれていません。
ここらへんの胡散臭い表現による誤解は、あとで詳しく解説していきますね。
旧タイプとの比較
このZローションですが、実は以前同じゼロファクターが取り扱っていた5αSPローションという美容液の後継品となっています。
リニューアルして、商品名とパッケージを新しくしたのですね。
その効果に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。(ボロカスに書いています笑)

で、このZローションになってから、具体的に何がどのくらい変わったのか?ということに言及しているブログ・サイトが見つからなかったので、当サイトで比較検証してみましょう。
パッケージ

まずパッケージについて
上記写真の左側が旧パッケージ(5αSPローション)、右側が新パッケージ(Zローション)です。
相違点といえば、旧タイプはポンプ式、新タイプはチューブ式というくらいなもんです。
ちなみにこの写真だけ見ると、
と思うかもしれませんが、容量は新旧ともに100mlと変わらず。
というのも、Zローションは薄っぺらいんですね。

これだけ薄いと、正直立てることが困難で、すぐに倒れてしまいます。
洗面所に立てて置きたい場合は結構厄介ですね。
成分
次に成分について。リニューアルして名称も変えたからには、当然成分も改良されているに違いありません。
比較して書き起こしてみましょう!
5αSPローションの成分
水、エタノール、グリセリン、ジグリセリン、BG、カルボマー、PEG-60水添ヒマシ油、フェノキシエタノール、メチルパラベン、水酸化K、メントール、グリチルリチン酸2K、黒砂糖エキス、スペアミント油、カンゾウ根エキス、マンニトール、パパイン、ザクロ果実エキス、加水分解酵母エキス、グリシルヒザインフラタ根エキス、オウゴン根エキス、ジオウ根エキス、ブロメライン、プエラリアミリフィカ根エキス、サンショウ果皮エキス、アロエフェロックス葉エキス、ヒオウギエキス、ホップエキス、ヨクイニンエキス、シソ葉エキス、ベルゲニアリグラタ根エキス、オイスターエキス、キウイエキス、ローズマリー葉エキス、ダイズ種子エキス、チョウジエキス、レモン果実エキス、オランダガラシエキス、ゴボウ根エキス、セージ葉エキス、サボンソウ葉エキス、セイヨウキズタ葉/茎エキス
Zローションの成分
水、エタノール、グリセリン、ジグリセリン、BG、カルボマー、PEG−60水添ヒマシ油、メチルパラベン、フェノキシエタノール、水酸化K、グリチルリチン酸2K、メントール、黒砂糖エキス、スペアミント油、カキエキス、カンゾウ根エキス、スクワラン、マンニトール、パパイン、ラウロイルラクチレートNa、ザクロ果実エキス、キウイエキス、グリシルヒザインフラタ根エキス、加水分解酵母エキス、オウゴン根エキス、ジオウ根エキス、ブロメライン、プエラリアミリフィカ根エキス、サンショウ果皮エキス、アロエフェロックス葉エキス、ヒオウギエキス、セラミド3、ハトムギ種子エキス、ホップエキス、シソ葉エキス、セラミド6II、フィトスフィンゴシン、コレステロール、ザクロ果皮エキス、ベルゲニアリグラタ根エキス、ローズマリー葉エキス、ダイズ種子エキス、キサンタンガム、オランダガラシエキス、ゴボウ根エキス、サボンソウ葉エキス、セイヨウキズタ葉/茎エキス、セージ葉エキス、チョウジエキス、レモン果実エキス、セラミド1
赤い文字が、被っていない成分となります。(カキエキスはオイスターエキスと同じかな?)
大きな違いとして、セラミドの成分が追加されていますね。
セラミドは肌荒れや乾燥から肌を守る機能(バリア機能)が備わっている…とされる成分ですね。
他にもスクワランやフィトスフィンゴシンなど、肌のハリや保湿に関わる成分が追加されています。
一つだけ言えるのは、ほとんどが一般的な化粧水に使われている成分であり、体毛に影響するような成分は追加されていない!ということですね。
ヒゲを薄くする効果無し
さて、ここからが本題です。
先述したとおり、私は同じゼロファクターの5αSPローション(旧パッケージの方)を使用していました。
本当にヒゲ抑毛の効果があるのかどうか知りたくて、数か月間使い続けたのですが、結果は効果無しでした。
当然ですよね。
強力な医療レーザーでさえ脱毛を完了するのに数年かかるわけですから、保湿するための美容液を塗るくらいでヒゲが薄くなるはずありません。
期待できるといっても、せいぜい「伸びるのが遅くなった」とか、「目立たなくなった」というレベルで、それすらも気のせいかもしれません。そういう次元の話です。
残念ながら、私は今現在、ヒゲ脱毛クリニックに通ってレーザー脱毛を受けているため、Zローション(新パッケージ)の抑毛効果を確かめる術はありません。
しかし成分一覧を見る限り、この程度の変化で劇的にヒゲ抑毛効果が出るとはとても思えないのです。
以上のことから、私はZローションを使ってもヒゲを薄くする効果は期待できないと考えています。
もちろん、あくまでも私個人の意見ですので、信じられない人は実際に使ってみて効果を検証してみても良いと思います。
ただ、高いお金(合計3万円)を払って購入するくらいなら、湘南美容クリニックのヒゲ脱毛3部位6回コース(約3万円)とかに通う方が、ずっと堅実で現実的だと思いますよ。
使い方・使用感・感想など
と、ここまで割と酷評続きのZローションですが、いくら結果がわかっているとはいえ、大切なのは実際に自分で使ってみることです。
ただ、公式サイトだと単品購入で税込7,514円、継続コースだと3万円以上するので、やってられません。
というわけでメルカリで1個だけ購入してみました。3,000円くらい。

使い方は、適量を手に取ってあご・口周り・頬にすり込むように塗るだけ。

使用感としては、旧タイプの5αSPローションと全く同じです。
これ、わかりづらいですが、右側が5αSPローション、右側がZローション。

見た目も全く同じですよね。
香りも、塗ったあとの保湿状態も、ほとんど変わらないですね。
ただ、このZローションにも一つだけ良いところがあって、保湿効果はなかなか良いです。
普通の化粧水とは違って、ジェル状なので、保湿効果が持続する印象はありますね。
ただ、単品で7000円も払ってまで欲しいか…というと、うーん…って感じ。
正直もっとコスパの良い化粧水・乳液はいくらでもあるので、そっちを買った方が良い気がします。
詐欺まがいの広告に騙されないように!
最後になりますが、Zローションの広告・売り方について思う存分文句を言ってやろうと思います。
言いたいことが多過ぎるのですが、気にくわない点をあえて2つに絞って箇条書きにしますね。
- 無駄に煽ってくる
- 誤解を生む表現が多過ぎる
この2点。順に説明していきます。
無駄に煽ってくる

公式サイトにとぶと、上の方にこういう表記が出てきます。
【お急ぎください!本日販売終了まであと○○時間】
上記画像でいうと、あと9時間52分41秒!って書いてあるんですが、この時点で時刻は14時07分。
つまり9時間53分後には日付が変わるってことです。
0時になった瞬間に
【お急ぎください!本日販売終了まであと24時間】
とか表示されるんですよ。
こういうの本当に気にくわない。
無意味な煽りは今すぐやめてほしいです。
誤解を生む表現が多い

こういう抑毛ローションは、薬機法という法律に則って販売するため、「ヒゲが薄くなる!」とか「脱毛効果あり!」とか断定的なことは書いてはいけない決まりがあるんです。
パブロンとかの風邪薬なんかも「風邪が治る!」とは書いていません。それと同じです。
ただ、だからこそ曖昧な表現を使って効能を濁そうとする傾向にあるのが大きな問題点。
Zローションの公式サイトにも、以下のような表記がありました。
【使えば使うほどツルスベ肌志向】
って誤解する人がいてもおかしくないですよね。
ところが下に注意書きがあって
【塗り足したローションによる艶感】
って書いてあるのですよ。
塗り足したローションによる艶感って、要するに顔に塗りたては水分たっぷりのローションが肌にのっててツルツルですよ!って意味です。
肌がツルツルになるのではなく、肌にのったローションがツルツル!ってことね。
こりゃ誤解を生みますわ。
この表現に限らず、ゼロファクターという商品には「ヒゲが薄くなる」と誤解をさせるような表現がいくつもあります。
旧パッケージの時から当サイトで訴えていることですが、こういった曖昧な表現も出来ればやめてほしいです。被害者が増えてしまいますので。
おわりに
結論を言うと、ヒゲを薄くしたいと思うのであれば、Zローションを購入するのはやめておきましょう。
Zローションに数千円~数万円も支払うくらいなら、家庭用脱毛器を購入したり、脱毛クリニックに通う方が確実に脱毛効果はありますし、コスパも優れているからです。
当サイトは、「どうやってヒゲを薄くするか」ということをテーマに運営しており、トップページでは予算別に脱毛方法についてまとめています。
もし興味があれば、ぜひ他の記事にも目を通してみてくださいね。

